テキストサイズ

ネムリヒメ.

第5章 シャンプーとアイスクリーム.






「………ナギ…怒るかな…」


そう言いながらアタシの首筋に顔を埋める彼


「っあ…!!」


敏感な首筋に葵くんの唇が触れて、カラダがビクッと震えた


「っ…葵く…ん」


か細い声で彼の名前を呼んで、力の入らない腕で彼のカラダを押し戻そうとする

でもそんなことが叶うはずもなく


「ちーちゃん…」


彼は耳元でアタシの名前を呼ぶと、首筋にかじりつくようなキスをした


「ぁ…んっつ…」


チクリと甘い痛みが首筋に走る


「あ…おい…く…ひゃぁ…んっ!!」


葵くんはそのあとも首筋に淡いキスを何度も落としながら


「その声…ナギにも聞かせたんだ…」


と、甘くて低い声でアタシの羞恥心を掻き立てる


弱い首元を煽られ、ビクンとカラダが震える

背中がゾワッと泡立ち、カラダが火照りだす



…彼を押し返そうとした手で今は彼に必死にしがみついている


だって、その手を離したら快楽に囚われて戻れない気がして…

アタシは葵くんのシャツをきつく握りしめた




ストーリーメニュー

TOPTOPへ