無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「なぁ…」


彼がそう囁いて再び唇を塞いでくる


何度も何度も角度を変えて口づけられ、それはどんどん甘く…深くなっていく


「んんっ…は……ふっ…ん」


彼がアタシの舌を絡めとる度、甘くくぐもった声が鼻から抜ける

頭がクラクラして、自分だけじゃ立っていられなくなって彼の腕にしがみついた

彼のジャケットの胸元についているラペルピンの華奢な鎖がキラリと揺れた


渚くんは、力が抜けて壁にもたれたまま立てなくなるアタシの腰を引き寄せ、熱い舌で口内を犯し続ける


息が乱れて、唇の隙間から甘い声が部屋に漏れた



「あんまりうるさいと、その口塞ぐって言ったろ…」


切れ長の色っぽい目で 濡れた吐息がかかる距離で彼が囁く


そんなのいつ言われたかなんて考えてる余裕なんて全然なくて…


「ひゃっ…あっ」


彼はベロリと耳に舌を這わし、ビクリと震えるアタシを見ると満足そうにアタシのカラダから手を離した