○○恋
第1章 第一章 社長様は…
私は、たぶん顔を真っ赤にさせて
頭の中もパンクしながら
部屋を出ていった。
その為、前も見なかったので
ドン!!
静奈「いったっ」
何かにぶつかりよろけた私は見事に尻餅を着いた
「大丈夫?」
そこへ私の前に手が伸ばされた
その手の主の顔をみると…
静奈「櫻井専務…
あっ、あのすみません!!!
私、前見てなくて…それでっ」
櫻井「いや、そんなに慌てなくでも…
俺も、前をちゃんと見てなかったから。
両方悪いんだよ。
だから、お互い様ね?
ほら立って」
静奈「ありがとうございます」
お言葉に甘えて私は専務の手を握って立った
櫻井「あの大丈夫?」
静奈「はい!もう、痛くないですから」
櫻井「いや、そうじゃなくて
角から出てくるとき顔真っ赤にしてて、今もだから
風邪引いてるんじゃないかなって
」
「え?
あっ、大丈夫です!!
大丈夫ですから!
地球温暖化のせいですかねぇ。ははは」
櫻井「いや、でもさらに真っ赤になってるけど
やっぱり大丈夫じゃないんじゃ」
静奈「本当に大丈夫ですから!
ありがとうございました」
と言って私は部屋に戻った。
あんな、イケメンで仕事もできるひとに見つめられたらそりゃ
顔だって真っ赤になるよー