
お嬢様♡レッスン
第116章 雲の上で×××
ファーストクラスのシートはゆったりしており窮屈さはないが、ベッドの方が更にゆったりと脚を伸ばす事が出来るのは間違いない。
「何か変な事でもお考えですか?」
ニヤリと口元に笑みを浮かべて葛城が綾芽の顔を見ると、彼女は顔を赤くし、力いっぱい否定する。
そしてその声はついつい大きくなってしまった。
「そんな事っ!」
「しーっ!そんなに大きな声をお出しになっては、他の役員の方々に聞かれてしまいますよ?」
「あ……」
綾芽はついムキになり大声を上げてしまった事に気付き、更に顔を赤くした。
久々に逢った葛城は、何だか意地悪だと綾芽は思う。
放って置いた仕返しなのだろうか。
(それともこれが慎吾さんの”素”なの!?)
でも、そんな彼の事も嫌ではない。
寧ろ、気を許してくれているのだと思うと嬉しいと思う。
この人以外に考えられないとは、思ってはいるが、葛城に対して知らない事は、未だ沢山あるのだ。
少しずつ葛城の事を知る事。
それが楽しみでもある。
これからはずっと一緒に、二人の愛を育んで行こう。
そう思う綾芽なのであった。
「何か変な事でもお考えですか?」
ニヤリと口元に笑みを浮かべて葛城が綾芽の顔を見ると、彼女は顔を赤くし、力いっぱい否定する。
そしてその声はついつい大きくなってしまった。
「そんな事っ!」
「しーっ!そんなに大きな声をお出しになっては、他の役員の方々に聞かれてしまいますよ?」
「あ……」
綾芽はついムキになり大声を上げてしまった事に気付き、更に顔を赤くした。
久々に逢った葛城は、何だか意地悪だと綾芽は思う。
放って置いた仕返しなのだろうか。
(それともこれが慎吾さんの”素”なの!?)
でも、そんな彼の事も嫌ではない。
寧ろ、気を許してくれているのだと思うと嬉しいと思う。
この人以外に考えられないとは、思ってはいるが、葛城に対して知らない事は、未だ沢山あるのだ。
少しずつ葛城の事を知る事。
それが楽しみでもある。
これからはずっと一緒に、二人の愛を育んで行こう。
そう思う綾芽なのであった。
