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お嬢様♡レッスン

第117章 慌ただしい日々

「お約束ですよ?沢山イチャイチャして下さいね?」

そう言うと葛城はスッと目を細め、彼女の唇を指先でなぞる。

「でも…お祖父様が帰っていらっしゃるまで、そんなに時間はありませんし…」

急に色香を放つ葛城にドキドキしながら、ふと彼から視線を外すと、少しばかりの抵抗を見せる綾芽。

「分かっております。ご安心下さい。抱き潰したり等致しませんから…」

葛城はそう言いながら彼女を抱き上げるとベッドではなく、ソファに彼女を座らせた。

「ずっと飛行機の中でしたから、お疲れになったでしょう?」

葛城はそう言うと、彼女の足元に跪きハイヒールを丁寧に脱がせる。

そしてマッサージを施しながら、彼女の爪先や足の甲に軽く口付けを落とした。

「慎吾さんだって、お疲れの筈です。私の事はいいですから…」

「私がこうしたいのです。お願いですから、私の好きにさせて頂けませんか?」

「でも…」

「いいから…。綾芽?私に身を委ねて下さい」

そう言って葛城は、綾芽の踝から徐々に上に向かって唇を滑らせて行く。

綾芽は彼がそう望むのであればと、葛城に身を委ねる事にした。

葛城は手で脹脛を優しく揉みながら、その手も徐々に上へと這わせる。

彼に触れられた皮膚は熱を持ち、綾芽の身体を甘く疼かせると、彼女は吐息を漏らした。


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