
お嬢様♡レッスン
第118章 Last Lesson♥幸せになりましょう
「本日お集りの皆様、これから二人に新たなる門出への決意と二人の永遠の愛を誓って頂きます。承認される方は拍手をお願い致します。では、新郎からどうぞ」
恵莉奈からそう言われ、二人は参列者の方に向き直ると、葛城から誓いの言葉を参列者に向けて宣言する。
──本日お集りの皆様。
二人の為にお忙しい中、駆けつけて下さいまして、心よりお礼を申し上げます。
ご存知の方が多いかと思いますが、私はこの東乃宮の一使用人でした。
綾芽お嬢様のご両親がお亡くなりになられて、この邸にお迎えする事となった時、初めてお嬢様にお逢いしました。
その頃のお嬢様は、悲しみに暮れ、儚げで何としてもお支えしなくてはと思いました。
今、思えば一目惚れだったのかも知れません。
使用人としてお支えするつもりが愛に変わるのには、そう時間が掛かりませんでした。
彼女の聡明さ、優しさ、そして女性的な魅力。
日々、成長し前に進まれる強い御心。
その全てが愛しいと、彼女に対する想いは、日々強くなり、今でもそれは成長し続けております。
この先、如何様な事があったとしても、それを乗り越え永遠に彼女を愛し続ける事を皆様の前で誓います。
そして、これから先の彼女の人生には、多くの方の人生を背負うと言う使命がございますが、私はそれを支え、共に前に歩んで行きたいと思っておりますので、どうか皆様、二人を見守りご指導下さいますようお願い申し上げます───
そう言うと葛城は皆の前で頭を下げた。
恵莉奈からそう言われ、二人は参列者の方に向き直ると、葛城から誓いの言葉を参列者に向けて宣言する。
──本日お集りの皆様。
二人の為にお忙しい中、駆けつけて下さいまして、心よりお礼を申し上げます。
ご存知の方が多いかと思いますが、私はこの東乃宮の一使用人でした。
綾芽お嬢様のご両親がお亡くなりになられて、この邸にお迎えする事となった時、初めてお嬢様にお逢いしました。
その頃のお嬢様は、悲しみに暮れ、儚げで何としてもお支えしなくてはと思いました。
今、思えば一目惚れだったのかも知れません。
使用人としてお支えするつもりが愛に変わるのには、そう時間が掛かりませんでした。
彼女の聡明さ、優しさ、そして女性的な魅力。
日々、成長し前に進まれる強い御心。
その全てが愛しいと、彼女に対する想いは、日々強くなり、今でもそれは成長し続けております。
この先、如何様な事があったとしても、それを乗り越え永遠に彼女を愛し続ける事を皆様の前で誓います。
そして、これから先の彼女の人生には、多くの方の人生を背負うと言う使命がございますが、私はそれを支え、共に前に歩んで行きたいと思っておりますので、どうか皆様、二人を見守りご指導下さいますようお願い申し上げます───
そう言うと葛城は皆の前で頭を下げた。
