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お嬢様♡レッスン

第119章 それから…

「あの時の飛行機の会話、筒抜けでしたよ。いやぁ、若いっていいですね」

そう言って支部長が豪快に笑う。

綾芽と葛城は、その時の会話を思い出そうと眉間に皺を寄せて考えた。

「いや!忘れられているのでしたら、結構ですよ。それでは!」

支部長はそう言うと笑いながら去って行く。

「はっ!」

綾芽は彼の背中を見送りながら、何かを思い出した様な顔を見せた。

確か葛城はこんな事を言っていたのではなかったか。

『貴女が他の男性に抱かれている時でも、私は耐えていましたよ?』

『全く貴女と来たら…アソコの具合まで変わってしまって…』

『日本に戻ったら、私の形に戻るまで、放さないから覚悟しておいて下さいね!』

そんな事を言っていたのではなかっただろうか。

(うわぁ~…聞かれていたんだ…)

それを知り、綾芽は赤面してしまう。

「どうしましたか?」

「もう…。慎吾さんのせいですよ?あんな事を飛行機の中で言うから…」

「???何の事です?」

頭にクエスチョンマークを点滅させている葛城に、綾芽は説明し彼を軽く睨む。

「ははははは…。そんな事…言っておりましたっけ…」

「仰ってました!!まさか聞かれていたなんて…。恥ずかしくてもう会議に出れません!!」

「そんなに気にする事はないではないですか。事実なんですし…」

「男の人はいいかも知れませんけど、女はそうはいかないんですっ!!」

わーわーと言い合いを始める二人。

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