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お嬢様♡レッスン

第121章 【番外編】オフの(元)執事達Ⅴ

突然自分の名前が出て、杜若が驚いた様に振り返った。

「莉玖は相変わらずそう言う事に無頓着だねぇ…」

そう言って柳瀬が溜息を零す。

すると今迄大人しく酔い潰れていた高月がムクっと起きた。

「ったく…何処まで憎たらしいんでしょうかね!あの人はっ!綾芽様のお心だけでなく、読者様のハートまで掴むとは…」

そう言うと再びテーブルに突っ伏して目を閉じた。

(自分だって人気があるくせに…)

未だに1票も獲得していない速水と白河は、心の中でそう思った。

「琉兄…おれたちが人気無いのって、やっぱ電車の中で綾芽にエッチな事したからなのかな…?」

「うっ!!オマケに島で無理矢理エッチしようとしたし?」

「それかなぁ…」

速水と白河は溜息を零した。

「俺、作者にお歳暮を贈っておこうかな…。番外編とかでもう少し好感度上げて貰える様に…」

「俺も…」

「何言ってんだよ!票は入って居ないけど、メッセージやコメントで読者の皆さんは『皆に幸せになって貰いたい』って言って下さってるんだぞ!?」

「マコ兄…」

「まあ、広夢の1票には作者も驚いてたけどな!」

黒崎はそう言うと、爽やかに笑った。

「僕も意外でしたけどね。余り僕の話はなかったですし…」

柳瀬自身も自分に票が入った事には驚いていた様だ。

「そうだよ。腹黒王子のクセして…」

「ん?巽クン?何か言いましたか?」

(うわっ!広夢の目が笑ってねぇ…。怖い)

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