お嬢様♡レッスン
第124章 【番外編】男達のバレンタイン事情
彼は並べ終えると満足そうに微笑み、彼女の肌の上にあるチョコレートの一つ一つを口付けながら食べていった。
胸の谷間や腹の上、臍の窪み。時には舌を使い、肌に移った甘さを堪能する。
綾芽は焦れったくなる程の優しい口付けに、身体の芯が熱くなるのを感じていた。
触れられていないのに、痺れを切らした胸の先端が、触れてくれと言わんばかりに隆起し、その上に置かれたチョコレートを弾いた。
ポロリと転げ落ちたチョコレートを摘まみ上げ、再びその上に乗せようとする葛城。肌を霞める彼の指先に、綾芽は思わず溜息を漏らし、身体を震わせた。
「綾芽? そんなに身体を震わせていては、チョコレートが乗りませんよ?」
そう言って少し意地の悪い笑みを浮かべる葛城。
「だって……」
「綾芽の身体は、どうしてこんなに"ビクンビクン"って跳ねるのでしょうねぇ?」
そう言いながら、葛城は再びチョコレートを乗せようとする。しかし硬く尖った胸の先がそれを阻んだ。
「仕方がありませんね。ここはチョコレートよりも甘そうなので、そのまま頂く事にしましょう」
葛城は、乗せられなかったチョコレートを食べてしまうと、綾芽の胸の尖りに吸い付く。