お嬢様♡レッスン
第124章 【番外編】男達のバレンタイン事情
「んあぁぁぁっ!!」
綾芽の腰がぐにゃりと曲がり、身体がしなる。自分が気持ち良くさせようというのに、先に快楽を与えられてどうするのだと自分を叱咤すると、綾芽は葛城の欲棒に手を添え、それを口に咥えた。
「ああ……。綾芽の口の中……、とても熱い……。直ぐに溶けてしまいそうです……」
葛城が溜息混じりにそう言うと、綾芽は嬉しくなり、もっと気持ち良くなって貰おうと、彼の欲棒にねっとりと舌を這わせた。
その動きに初めの頃の拙さはなく、的確に彼の快楽のポイントを突いてくる。葛城も負けてはいられないと、高い鼻の先で花弁を擦りながら、まだ少し隠れている種を口で吸い出し、それを舌先で突いた。
「……っ!!」
与えられた刺激が大き過ぎて、綾芽は口で奉仕する事が出来ずに、手で欲棒を擦る事しか出来なくなる。
綾芽は縋る様に葛城の欲棒を掴んだまま、その快楽に身体を震わせていた。
葛城は尻丘の間から、その様子を見ながら、音を立てて綾芽の蜜を啜る。
味の成分として考えれば、美味だとは言えないそれも、愛する女性のものだと思うと何と甘く感じることか。
彼女が感じれば感じる程、その味は濃く彼の舌に纏わりつく。