お嬢様♡レッスン
第20章 Lesson 8♥おもてなしの心を学びましょう
「天然…」
「マジか…」
「私、天然じゃないですからねっ!普通ですからっ!」
「はいはい。そういう事にしておきましょう」
「ちょ!白河さんて性格悪~」
「よく言われてます。特に女性に…」
「やっぱり」
「うるせー!俺に苛められたい奴だって居るの!」
「え───!?そんな奇特な人が何処に?」
「五月蝿いですよ?お嬢様。もうすぐそんな生意気なお口を、My Sonsで塞いで差し上げますからね?」
「じゃあ、その前に生意気なお口は私が塞いでおきましょう」
そう言って柳瀬は綾芽の口を自分の口で塞いだ。
「んんっ!」
「広夢がキスしてたら、『あ~れ~!』が出来ないだろっ!?」
白河がブチブチと文句を言い始めると、柳瀬は仕方なしに綾芽の唇を解放する。
「そんなにやりたいんですか?」
「ああ!やりたい!」
(やりたいんだ…)
これは綾芽と柳瀬の心の声である。
この白河と言う男、図体はデカイが子供っぽいところがあるらしい。
「ふふっ!」
祖父を思い出して綾芽は思わず笑ってしまった。
「お嬢様、やけに余裕ですねぇ?」
「そうです!余裕ですよ?私がお二人をおもてなしして差し上げます!」
「ほぉ~?言いましたね?お嬢様。言い切りましたね?」
「言いましたよ?初日の私とは違う所を見せて差し上げますからね!」
(何だかんだ言ってこの2人、年も一緒だし、相性がいいのかも…?)
言い合う2人を見て柳瀬はそう思った。
「んで?どうやってもてなしてくれんの?」
白河が意地の悪い笑みを浮かべて尋ねる。
「白河さんは『お代官様ゴッコ』がしたいんでしょ?」
綾芽がそう尋ねると、白河はコックリと頷く。
「じゃあどうぞ?」
「おー!じゃあ、やらせてもらうぜ!」
「…………」
白河が嬉しそうに両手をワキワキ動かして綾芽に迫るのを柳瀬はニコニコしながら見ている。
(本当に巽は子供みたいなんだから…)
半分呆れて、半分羨ましいと柳瀬は思った。
「行くぜ?『よいではないか、良いではないかっ!』」
白河が綾芽の帯を引っ張る。
「『あ~れ~!お許し下さい!お代官さまぁ』」
綾芽は両手を上げてくるくると回る。
(お嬢様、意外とノリがいいんだなぁ…)
それを柳瀬は相変わらずニコニコと見ている。
「マジか…」
「私、天然じゃないですからねっ!普通ですからっ!」
「はいはい。そういう事にしておきましょう」
「ちょ!白河さんて性格悪~」
「よく言われてます。特に女性に…」
「やっぱり」
「うるせー!俺に苛められたい奴だって居るの!」
「え───!?そんな奇特な人が何処に?」
「五月蝿いですよ?お嬢様。もうすぐそんな生意気なお口を、My Sonsで塞いで差し上げますからね?」
「じゃあ、その前に生意気なお口は私が塞いでおきましょう」
そう言って柳瀬は綾芽の口を自分の口で塞いだ。
「んんっ!」
「広夢がキスしてたら、『あ~れ~!』が出来ないだろっ!?」
白河がブチブチと文句を言い始めると、柳瀬は仕方なしに綾芽の唇を解放する。
「そんなにやりたいんですか?」
「ああ!やりたい!」
(やりたいんだ…)
これは綾芽と柳瀬の心の声である。
この白河と言う男、図体はデカイが子供っぽいところがあるらしい。
「ふふっ!」
祖父を思い出して綾芽は思わず笑ってしまった。
「お嬢様、やけに余裕ですねぇ?」
「そうです!余裕ですよ?私がお二人をおもてなしして差し上げます!」
「ほぉ~?言いましたね?お嬢様。言い切りましたね?」
「言いましたよ?初日の私とは違う所を見せて差し上げますからね!」
(何だかんだ言ってこの2人、年も一緒だし、相性がいいのかも…?)
言い合う2人を見て柳瀬はそう思った。
「んで?どうやってもてなしてくれんの?」
白河が意地の悪い笑みを浮かべて尋ねる。
「白河さんは『お代官様ゴッコ』がしたいんでしょ?」
綾芽がそう尋ねると、白河はコックリと頷く。
「じゃあどうぞ?」
「おー!じゃあ、やらせてもらうぜ!」
「…………」
白河が嬉しそうに両手をワキワキ動かして綾芽に迫るのを柳瀬はニコニコしながら見ている。
(本当に巽は子供みたいなんだから…)
半分呆れて、半分羨ましいと柳瀬は思った。
「行くぜ?『よいではないか、良いではないかっ!』」
白河が綾芽の帯を引っ張る。
「『あ~れ~!お許し下さい!お代官さまぁ』」
綾芽は両手を上げてくるくると回る。
(お嬢様、意外とノリがいいんだなぁ…)
それを柳瀬は相変わらずニコニコと見ている。