お嬢様♡レッスン
第21章 Lesson 9♥ご奉仕しましょう
柳瀬は素直で優しいお嬢様を虐めてみたい衝動に駆られる。
どうせ自分は愛されない。
白河の様に彼女をじゃれ合う事も出来ない。
気付いたら柳瀬は綾芽を組み敷いていた。
「柳瀬さん?」
「お嬢様、大人の勉強のお時間ですよ?」
優しい雰囲気から一転、妖しい雰囲気を纏う柳瀬。
執事達との大人のレッスンに大分慣れた綾芽は素直に頷いた。
「お着物を汚してしまっては大変です、まずはそれを脱いで下さい。唯、脱ぐのではなく『魅せる』様に」
「魅せる?」
「そうです。その気のない男をその気にさせる様な…誘う様に脱いで下さい。おもてなしのお心をお持ちのお嬢様でしたら簡単でしょう?」
「う…。よく分からないけど、やってみます…」
「それではお願いします」
そう言うと柳瀬は、正座をして綾芽が脱ぎ始めるのを待った。
綾芽は立ち上がると、柳瀬と距離を取り帯留を外す。
背中の帯の結び目は、帯をくるっと前に回して解く。
その間、綾芽の目は柳瀬を捉えたまま。
そして柳瀬も綾芽を静かに見ていた。
いつも脱がされてばかりで、どんな風に脱げば男が悦ぶのか検討がつかない。
それに、自分から肌を晒して行くのは恥ずかしい。
それでも綾芽は柳瀬の顔色を窺いながら、ゆっくりと帯を取り、それを畳み着物も脱いで簡単に畳んで邪魔にならない様に端に置いた。
次に綾芽は幾重にも重なる腰紐の一つを解き、床に落とす。
長襦袢の合わせを開くと、柳瀬に背を向けて肩からゆっくりとそれを床に落としていく。
後ろを向く事で、柳瀬への視線が流し目の様になる。
綾芽は横座りし脚を横に流すと、また腰紐を外した。
流した脚の形を辿りながら、裾を捲り上げ太腿を晒す。
それから肌襦袢の合わせを開き、肩を晒したところで、どうしたものかとふと考えた。
柳瀬に変化が見られないからだ。
綾芽は溜息を吐いた。
降参である。
「どうかしましたか?」
「あの…ごめんなさい。私には柳瀬さんを誘惑する力は無いみたい…」
少し泣きそうな顔でそう言った時だった。
「そんな事はありませんよ?」
柳瀬が綾芽にじり寄ると、後ろから彼女を抱き締めた。
「充分魅力的でしたよ?」
そう言いながら柳瀬は綾芽の懐に手を忍ばせる。
「全てをお脱ぎにならないのは正解です。この方が淫らでそそられます」
どうせ自分は愛されない。
白河の様に彼女をじゃれ合う事も出来ない。
気付いたら柳瀬は綾芽を組み敷いていた。
「柳瀬さん?」
「お嬢様、大人の勉強のお時間ですよ?」
優しい雰囲気から一転、妖しい雰囲気を纏う柳瀬。
執事達との大人のレッスンに大分慣れた綾芽は素直に頷いた。
「お着物を汚してしまっては大変です、まずはそれを脱いで下さい。唯、脱ぐのではなく『魅せる』様に」
「魅せる?」
「そうです。その気のない男をその気にさせる様な…誘う様に脱いで下さい。おもてなしのお心をお持ちのお嬢様でしたら簡単でしょう?」
「う…。よく分からないけど、やってみます…」
「それではお願いします」
そう言うと柳瀬は、正座をして綾芽が脱ぎ始めるのを待った。
綾芽は立ち上がると、柳瀬と距離を取り帯留を外す。
背中の帯の結び目は、帯をくるっと前に回して解く。
その間、綾芽の目は柳瀬を捉えたまま。
そして柳瀬も綾芽を静かに見ていた。
いつも脱がされてばかりで、どんな風に脱げば男が悦ぶのか検討がつかない。
それに、自分から肌を晒して行くのは恥ずかしい。
それでも綾芽は柳瀬の顔色を窺いながら、ゆっくりと帯を取り、それを畳み着物も脱いで簡単に畳んで邪魔にならない様に端に置いた。
次に綾芽は幾重にも重なる腰紐の一つを解き、床に落とす。
長襦袢の合わせを開くと、柳瀬に背を向けて肩からゆっくりとそれを床に落としていく。
後ろを向く事で、柳瀬への視線が流し目の様になる。
綾芽は横座りし脚を横に流すと、また腰紐を外した。
流した脚の形を辿りながら、裾を捲り上げ太腿を晒す。
それから肌襦袢の合わせを開き、肩を晒したところで、どうしたものかとふと考えた。
柳瀬に変化が見られないからだ。
綾芽は溜息を吐いた。
降参である。
「どうかしましたか?」
「あの…ごめんなさい。私には柳瀬さんを誘惑する力は無いみたい…」
少し泣きそうな顔でそう言った時だった。
「そんな事はありませんよ?」
柳瀬が綾芽にじり寄ると、後ろから彼女を抱き締めた。
「充分魅力的でしたよ?」
そう言いながら柳瀬は綾芽の懐に手を忍ばせる。
「全てをお脱ぎにならないのは正解です。この方が淫らでそそられます」