お嬢様♡レッスン
第24章 Lesson10♥騎乗してみましょう
「それでは、実際に乗ってみましょうか」
そう言うと莉玖は先に馬に乗り、綾芽の手を引き彼女を引っ張り上げた。
「おー!綾芽ちゃん、様になってるよー!王子様とお姫様みたいだねぇ!」
綾芽が馬場に来ると、杜若と綾芽の祖母である武子が綾芽を迎えてくれた。
綾芽は初めて会う祖母と一時の会話を楽しんだ。
莉玖ともかなり打ち解ける事ができたのは祖母が居てくれたからであろうと綾芽は祖母に感謝した。
武子は孫が心配だからと言って、直ぐには帰らず莉玖の説明等に茶茶を入れ孫をからかって遊んでいた。
「ば、婆ちゃん!」
「ふふっ!」
「笑い事じゃないですよ!お嬢様。その前に立っているホーンにお掴まり下さい」
「『お掴まり下さい』だって!ひゃっひゃっひゃっ!」
「婆ちゃんっ!!!」
莉玖は顔を真っ赤に染めて、からかう祖母を睨む。
「おおー、怖い怖い」
「うるせー!もう行くかんな!」
「ああ、行ってきな!お嬢様に怪我させるんじゃないよ?」
「分かってるって!」
そう言うと莉玖は、手綱を捌いて歩く様に指示を出す。
シラユキはその合図を受けて、ゆっくりと歩き出した。
「わっ!」
突然、動きだした馬の動きに一瞬反応が遅れた綾芽は馬上で身体を大きくバランスを崩す。
それを莉玖が腕で抑えた。
「大丈夫か?」
「あ、えっと。ごめんなさい。有難う」
「ちゃんとホーンに掴まっておけよ?」
「うん」
「もう少し速度上げるけど、大丈夫か?」
「うん。今度は大丈夫!」
綾芽がそう答えると、莉玖はまた手綱を操り速足で進むようにシラユキを誘導した。
「わっ!けっこう揺れるんだね?」
「ああ、お喋りしてると、舌噛むぞ?」
莉玖にそう言われて綾芽は口を閉じた。
馬の動きに合わせるのは、慣れない綾芽には一苦労だ。
尻に結構な衝撃が来る。
馬が歩を進める度に、身体が浮き、反動で前に滑る。
すると脚の間にあるホーンや鞍に綾芽の大事な部分が擦られた。
高月に弄ばれたそこは完全に鎮火してはいなかった様で、馬が跳ねる度に少しずつ燻っていた物が炎となっていく。
(どうしよう…。アソコが…擦れて変な気持ちに…)
そんな綾芽の変化には気づかない莉玖は、コントロールしながら馬を歩かせていた。
そう言うと莉玖は先に馬に乗り、綾芽の手を引き彼女を引っ張り上げた。
「おー!綾芽ちゃん、様になってるよー!王子様とお姫様みたいだねぇ!」
綾芽が馬場に来ると、杜若と綾芽の祖母である武子が綾芽を迎えてくれた。
綾芽は初めて会う祖母と一時の会話を楽しんだ。
莉玖ともかなり打ち解ける事ができたのは祖母が居てくれたからであろうと綾芽は祖母に感謝した。
武子は孫が心配だからと言って、直ぐには帰らず莉玖の説明等に茶茶を入れ孫をからかって遊んでいた。
「ば、婆ちゃん!」
「ふふっ!」
「笑い事じゃないですよ!お嬢様。その前に立っているホーンにお掴まり下さい」
「『お掴まり下さい』だって!ひゃっひゃっひゃっ!」
「婆ちゃんっ!!!」
莉玖は顔を真っ赤に染めて、からかう祖母を睨む。
「おおー、怖い怖い」
「うるせー!もう行くかんな!」
「ああ、行ってきな!お嬢様に怪我させるんじゃないよ?」
「分かってるって!」
そう言うと莉玖は、手綱を捌いて歩く様に指示を出す。
シラユキはその合図を受けて、ゆっくりと歩き出した。
「わっ!」
突然、動きだした馬の動きに一瞬反応が遅れた綾芽は馬上で身体を大きくバランスを崩す。
それを莉玖が腕で抑えた。
「大丈夫か?」
「あ、えっと。ごめんなさい。有難う」
「ちゃんとホーンに掴まっておけよ?」
「うん」
「もう少し速度上げるけど、大丈夫か?」
「うん。今度は大丈夫!」
綾芽がそう答えると、莉玖はまた手綱を操り速足で進むようにシラユキを誘導した。
「わっ!けっこう揺れるんだね?」
「ああ、お喋りしてると、舌噛むぞ?」
莉玖にそう言われて綾芽は口を閉じた。
馬の動きに合わせるのは、慣れない綾芽には一苦労だ。
尻に結構な衝撃が来る。
馬が歩を進める度に、身体が浮き、反動で前に滑る。
すると脚の間にあるホーンや鞍に綾芽の大事な部分が擦られた。
高月に弄ばれたそこは完全に鎮火してはいなかった様で、馬が跳ねる度に少しずつ燻っていた物が炎となっていく。
(どうしよう…。アソコが…擦れて変な気持ちに…)
そんな綾芽の変化には気づかない莉玖は、コントロールしながら馬を歩かせていた。