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お嬢様♡レッスン

第38章 執事は見たⅠ

時折、“チュッ、チュッ”という音を立てながら葛城が綾芽の胸の頂きを弄んでいる。

黒崎のところからは、肝心なところは見えないが、生で見る他人のエッチはAV以上に興奮する。

そして、見えない分、イマジネーションが広がるのだ。

“二人の恋の行方を見守る”という崇高な思いは、今やピンク色の妄想の世界へと下落していた。

「ふぁ…ん…葛城さ…ん…下も…触って…下さ…い」

綾芽が悩ましい声で、葛城にお強請りする。

黒崎だったら、すぐさまその願いを聞き入れた事だろう。

しかし、葛城はそうはしない。

「まだ、駄目ですよ?もっと綾芽様のこの可愛らしいこれを可愛がらせて下さい」

そう言って、再び胸に顔を埋める。

「あぅ!葛城さんの…意地悪…」

そう言いながらも綾芽の瞳はきっと濡れているのだろう。

(おぉぉぉぉ!焦らしプレイかっ!)

自分だったら、彼女が濡れていたら、即、挿入してしまうだろう。

ガッつかないのは大人の余裕なのだろうか。

それからも葛城は事ある毎に綾芽を焦らした。

それに焦れた綾芽は、身を起こすと葛城に襲いかかる。

「綾芽様!?」

「葛城さんっ!我慢出来ないよっ!今直ぐ葛城さんと一つになりたいの!」

綾芽はそういうと、乱暴に葛城のベルトを外し、ズボン毎、下着を引き下げた。

ブルンと震えながら露わになった葛城の男の象徴に、綾芽が舌を這わせる。

「くっ!」

葛城の身体が小さく震えた。

(お嬢様、意外と大胆!?)

“チュパチュパ、ジュルルル”と音を立てながら、綾芽が葛城の欲棒を口で扱く。

葛城は、微笑みながらそれを受ける。

愛しそうに眼を細めて。

「ふふっ…。綾芽様は随分とエッチなお身体になられた様ですね。そんなに美味しそうに食べられるとは思いませんでしたよ?」

葛城にそう言われて、綾芽は不安そうに口を離した。

「嫌…ですか?」

「いいえ。そうなって頂く為のレッスンですから。でも、今後、その様に美味しそうに召し上がるのは、私のモノだけにして下さいね?」

「あっ…当たり前じゃないですかっ!葛城さんのじゃなきゃ、こんなに欲しいとは思いませんっ!」

綾芽が顔を真っ赤にしてそう言うと、葛城は嬉しそうに彼女を抱き寄せ、そして組み伏せた。

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