
お嬢様♡レッスン
第43章 パーティーの途中で…
「綾芽様!」
控えの間の扉が‟バンッ!”と音を立てて開き、葛城が飛び込んで来た。
「葛城っ!」
葛城は、二人に歩み寄ると綾芽に覆い被さっている滝口を引き剥がした。
「お止め下さい。滝口様!」
「何だと?使用人の分際で、この僕に指図する気か?邪魔をするなっ!」
葛城の手を振り払い、再び綾芽に覆い被さろうとする滝口。
「そんな真似をなさって、貴方のお父様の顔に泥を塗る気でございますか?」
「ふん!親父だって、東乃宮のお嬢さんと僕が深い仲になったら喜ぶ筈さ」
「どうでしょうか?綾芽様が滝口様の事をお慕いしているのでしたら、そうかも知れません。ですが、綾芽様は嫌がっておいでです」
「どこが?感じまくって乳首ピンピンにしてたけど?」
滝口の言葉に綾芽はブンブンと首を横に振った。
「綾芽様はそうでないと仰っております。申し訳ございませんが、正式にお付き合いをお申込みになる前にこの様な問題をおこされますと、東乃宮としても黙ってはおりません。貴方のお父様がお困りになる事になるかも知れませんが宜しいでしょうか?」
葛城は静かに怒りを表しながら、滝口を見下ろした。
葛城の迫力に滝口は圧倒され、言葉を失う。
「ぼ…僕は彼女に誘惑されたんだ!僕が…僕からこんな事をしたんじゃない!」
そう言いながら滝口は後ずさり、そして部屋から出て行った。
それにホッとした綾芽の目からポロポロと涙が零れた。
「綾芽様…。申し訳ございません…。来るのが遅くなりました…」
葛城は綾芽の前に跪いて、震える声でそう言った。
綾芽は無言で首を横に振る。
「来てくれたんですから…」
「ですが、あのような汚い男の手が綾芽様を…!!」
「葛城、消毒してくれる?」
綾芽はそう言うと葛城の前に手を差し伸べた。
控えの間の扉が‟バンッ!”と音を立てて開き、葛城が飛び込んで来た。
「葛城っ!」
葛城は、二人に歩み寄ると綾芽に覆い被さっている滝口を引き剥がした。
「お止め下さい。滝口様!」
「何だと?使用人の分際で、この僕に指図する気か?邪魔をするなっ!」
葛城の手を振り払い、再び綾芽に覆い被さろうとする滝口。
「そんな真似をなさって、貴方のお父様の顔に泥を塗る気でございますか?」
「ふん!親父だって、東乃宮のお嬢さんと僕が深い仲になったら喜ぶ筈さ」
「どうでしょうか?綾芽様が滝口様の事をお慕いしているのでしたら、そうかも知れません。ですが、綾芽様は嫌がっておいでです」
「どこが?感じまくって乳首ピンピンにしてたけど?」
滝口の言葉に綾芽はブンブンと首を横に振った。
「綾芽様はそうでないと仰っております。申し訳ございませんが、正式にお付き合いをお申込みになる前にこの様な問題をおこされますと、東乃宮としても黙ってはおりません。貴方のお父様がお困りになる事になるかも知れませんが宜しいでしょうか?」
葛城は静かに怒りを表しながら、滝口を見下ろした。
葛城の迫力に滝口は圧倒され、言葉を失う。
「ぼ…僕は彼女に誘惑されたんだ!僕が…僕からこんな事をしたんじゃない!」
そう言いながら滝口は後ずさり、そして部屋から出て行った。
それにホッとした綾芽の目からポロポロと涙が零れた。
「綾芽様…。申し訳ございません…。来るのが遅くなりました…」
葛城は綾芽の前に跪いて、震える声でそう言った。
綾芽は無言で首を横に振る。
「来てくれたんですから…」
「ですが、あのような汚い男の手が綾芽様を…!!」
「葛城、消毒してくれる?」
綾芽はそう言うと葛城の前に手を差し伸べた。
