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お嬢様♡レッスン

第48章 島に上陸!

その空気を破ったのは、速水だった。

「あ━━━!!マコ、綾芽ちゃんを独り占めなんてずる~い!!」

「なっ!?いきなり何だよ」

「何だよとは、何だよ?こっちが聞きたいね。ここで綾芽ちゃんと何をしてるのかさ!」

「お前等と違って、変な事してないだろ?二人でまったりしてただけだろーが!」

綾芽の頭上をぽんぽんと飛び交う会話に、彼女は言葉を挟む隙が見つけられない。

「え~?でも、俺が来なかったら、その後変な事する気だったんじゃないの?」

「あのなぁ…。俺はお前と違って見境のない事はしねぇの!」

「俺がいつ、見境無くしたんだよ?」

「ああ?しらばっくれるのもいい加減にしろよ?お前、新幹線の中で、綾芽ちゃんに何してたんだよ?あの、膝掛けの下でさ?」

「ぅ!?(ギクッ)」

黒崎の言葉に、速水と綾芽は同時にギクリと反応した。

「ほらな?」

じとーと横目で速水を睨む黒崎。

綾芽は、穴があったら入りたいくらい恥ずかしかった。

黒崎には、変なところばかり見られているような気がする。

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