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お嬢様♡レッスン

第48章 島に上陸!

「べっ…別にいいだろ?レッスンだよ!レッスン!」

「あんな所でそんな事するなんて、お前、綾芽ちゃんの気持ちと立場を少しは考えろよ」

「それは…そうだけど…。でも、綾芽ちゃんも燃えたでしょ?」

「えっ!?」

突然、話を振られて綾芽は動揺し、言葉を失った。

確かに…。

他人に見られるかもしれない危険なシチュエーションにドキドキしたのは事実だ。

でも、楽しかったのかと聞かれたら、まだそれを楽しめない自分が居る。

「そう言う事、訊くなよ。綾芽ちゃんが困ってるだろ?」

黒崎が綾芽を庇う。

元はと言えば、この人がこの話の原因を作ったのだが。

「マコはすぐそうやっていい子ぶるんだから…」

「別にいい子ぶってる訳じゃない。お前等みたいにイケイケな奴ばっかりじゃ、バランスが悪いだろ?綾芽ちゃんが、お前等みたいにイケイケな子だったら、俺だって何も言わないさ」

そう。

黒崎だって、本当は綾芽の事を一度は抱いてみたいのだ。

しかし、彼女の想いや、周りの状況の事も考えて、自分を抑えているのだ。

綾芽は、黒崎のそんな想いには気付いていないが。

それでも、黒崎は良いと思っている。

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