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お嬢様♡レッスン

第49章 皆で楽しい朝御飯

「俺、写メ撮っておこうっと!」

白河がポケットから、スマートフォンを取り出すと、食卓に向けてシャッターを切った。

「俺も!」

「僕も…」

「そ、そんな大した物じゃないのに…」

「いや!これを親父に送って自慢する!」

「俺はリクに送る。来なかった事を後悔させてやるのだ!ふふふふ…」

「ああ!もう!そんな事してたらご飯が冷めちゃうんだからねっ!」

綾芽は照れ隠しに、少し強めの口調でそう言うと『頂きます』と両手を合わせてから、箸を取った。

「そうだ、冷めない内に食べようぜ!」

他の者達も綾芽に倣って手を合わせてから食べ始めた。

「うまっ!このスープ、超美味い」

「この玉子焼きも美味しいですよ。ホワっと解れる感じと、お出汁の効き具合いが良いですね」

彼等が美味しそうに食べてくれるのを見て、綾芽はホッと胸を撫で下ろした。

一応、彼等の口にも合ったようだ。

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