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お嬢様♡レッスン

第49章 皆で楽しい朝御飯

「小言を言う上の人達がいなくて、羽伸ばせていいよな!」

「もう、いっその事、此処で皆で暮らさない?」

「いいねぇ~!」

和気藹々とした雰囲気で朝食は進む。

煩い上司も居ないし、両親も居ない。

そして、側にはお嬢様がいてくれる。

彼等にとっては、正にパラダイスだった。

「もう!遊びに来たんじゃないんだから…」

綾芽は呆れた様にそう言ったが、彼女だって内心では楽しんでいる。

彼等のお陰で、束の間、高月の事を考えずに済んでいる。

それが、有難かった。

「そうだ!この後、調査に行くんだろ?どうする?全員で行くのか?」

白河がこの後の予定を確認する為、話を切り出した。

何組かに分かれる事を提案して、綾芽と組み、邪魔者は排除したい考えである。

「そうだねぇ…。全員で動いても仕方が無いだろうし、分かれる?」

柳瀬がそう提案した。

彼もまた白河と同じ考えなのである。

速水もそれに同調する。

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