
お嬢様♡レッスン
第56章 罪と罰
綾芽がシャワー室で自慰に耽っている頃、黒崎は後悔で頭を抱えていた。
何故、もっと早く止めなかったのだろうかと。
そうすれば、綾芽も幼馴染達も傷付かなかったのではないのか。
自分に意気地のないせいで。
そう思わずには居られなかった。
しかし、悪乗りしている時の琉聖と巽を止められないのは、いつもの事だ。
それでも、もっと強く言うべきだったと後悔しか生まれなかった。
そんな事をぐるぐると考えていると、綾芽がシャワー室から顔を覗かせた。
「終わりましたか?」
「いえ、あの…。背中を流して貰えませんか?ちゃんと落ちているのか、よく見えなくて…」
綾芽の頼み事は、黒崎の鼓動を大きく跳ね上げさせる。
(俺、冷静でいられるかな…)
一抹の不安が胸を過る。
だが、断る訳にもいかない。
「畏まりました」
黒崎は靴と靴下を脱ぎ、裾を捲るとシャワー室に入る。
シャワーの前で背中をこちらに向け所在無げに立つ綾芽の後ろ姿が目に飛び込んで来た。
何故、もっと早く止めなかったのだろうかと。
そうすれば、綾芽も幼馴染達も傷付かなかったのではないのか。
自分に意気地のないせいで。
そう思わずには居られなかった。
しかし、悪乗りしている時の琉聖と巽を止められないのは、いつもの事だ。
それでも、もっと強く言うべきだったと後悔しか生まれなかった。
そんな事をぐるぐると考えていると、綾芽がシャワー室から顔を覗かせた。
「終わりましたか?」
「いえ、あの…。背中を流して貰えませんか?ちゃんと落ちているのか、よく見えなくて…」
綾芽の頼み事は、黒崎の鼓動を大きく跳ね上げさせる。
(俺、冷静でいられるかな…)
一抹の不安が胸を過る。
だが、断る訳にもいかない。
「畏まりました」
黒崎は靴と靴下を脱ぎ、裾を捲るとシャワー室に入る。
シャワーの前で背中をこちらに向け所在無げに立つ綾芽の後ろ姿が目に飛び込んで来た。
