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お嬢様♡レッスン

第63章 Lesson 15♥優しく起こしてあげましょう

黒崎とはベッドを共にした事がないし、邸では綾芽が起こされる方である。

その為、彼の寝相の悪さを初めて知った。

拾い上げた布団を掛けてあげようと広げた所で、黒崎の身体の一点に目を奪われた。

彼はTシャツとトランクスと言う姿で眠っていたのだが、そのトランクスの中心が盛り上がり、テントを張った様だった。

(おお!これが『朝立ち』ってやつなのね?)

初めて見る男性の生理現象に興味津々の綾芽。

彼女は布団をソファの上に置くと、黒崎が張っているテントをまじまじと見つめた。

”ツンツン”

綾芽は指でテントを突いてみる。

すると、ピクンとそのテントが動いた。

(わ~!面白~い)

綾芽は、再度、トランクスが張っているテントをツンツンと突く。

「ん………」

黒崎が身動ぎし、寝返りを打つ。

残念な事に、横を向いてしまった為、テントが立っている所は見れなくなってしまった。

「はっ!そうだ、起こしに来たんだった!」

綾芽は、黒崎の部屋を訪ねた本来の目的を思い出す。

(さて、どんな方法で起こそうかな?)



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