お嬢様♡レッスン
第63章 Lesson 15♥優しく起こしてあげましょう
そこで綾芽の悪戯心がムクムクと起き上がる。
綾芽はベッドを揺らさない様にそっと乗ると黒崎の背中に身体を寄せた。
そして彼の耳元へ顔を近づけると『お兄ちゃん、起きて』と息を吹きかけながら囁いてみる。
「んん…」
黒崎は擽ったそうに首を竦めるが、まだ起きる気配はない。
枕を抱きかかえて、幸せそうに微笑んで眠っている。
「お兄ちゃん…起きて…」
そう言いながら、今度は彼の頬をツンツンと突いてみる。
しかし、まだ彼は起きない。
そこで綾芽は黒崎の耳朶を”カプッ”と噛んでみた。
まだ、起きない。
綾芽は本来の『起こす』と言う目的を忘れ、『どれくらいの刺激で起きるのか』に興味を移してしまった。
耳朶を噛んでも起きないので、今度は耳の穴に舌を忍ばせ擽って様子を見る。
耳を攻めるくらいでは、彼は起きない様だ。
次に綾芽は後ろから手を回し、Tシャツの上から、彼の胸の先端を指先で軽く撫でてみた。
まだ、起きない。
いや、彼の胸の先端は起きた様だ。
綾芽はベッドを揺らさない様にそっと乗ると黒崎の背中に身体を寄せた。
そして彼の耳元へ顔を近づけると『お兄ちゃん、起きて』と息を吹きかけながら囁いてみる。
「んん…」
黒崎は擽ったそうに首を竦めるが、まだ起きる気配はない。
枕を抱きかかえて、幸せそうに微笑んで眠っている。
「お兄ちゃん…起きて…」
そう言いながら、今度は彼の頬をツンツンと突いてみる。
しかし、まだ彼は起きない。
そこで綾芽は黒崎の耳朶を”カプッ”と噛んでみた。
まだ、起きない。
綾芽は本来の『起こす』と言う目的を忘れ、『どれくらいの刺激で起きるのか』に興味を移してしまった。
耳朶を噛んでも起きないので、今度は耳の穴に舌を忍ばせ擽って様子を見る。
耳を攻めるくらいでは、彼は起きない様だ。
次に綾芽は後ろから手を回し、Tシャツの上から、彼の胸の先端を指先で軽く撫でてみた。
まだ、起きない。
いや、彼の胸の先端は起きた様だ。