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お嬢様♡レッスン

第63章 Lesson 15♥優しく起こしてあげましょう

「綾芽ちゃ…!綾芽ちゃん!!」

(え?起きたの?)

自分の名前を呼ばれた綾芽は、てっきり彼が起きたのだと思って、彼を見上げたが、そうではないらしい。

どうやら、彼は夢の中で綾芽を抱いているようだ。

昨夜は中途半端に終わってしまったせいで、夢にまで見てしまったのだろうか。

綾芽の昨夜の事を思い出し、下半身に熱を感じた。

その熱は奥から蜜を溢れさせ、下着を濡らす。

(どうしちゃったんだろう…。すっごくエッチな気分になっちゃった…)

執事達に散々弄り回され、拓かれた身体が黒崎の雄の匂いを嗅ぎ分け猥らに反応する。

心の中では、好きな人以外とは身体を結ぶべきではないと思いつつも、執事達の手に因って開発された身体が快楽を求めて疼く。

彼女は我慢が出来なくなり、パンティを脱ぎ捨てると、黒崎の上に馬に乗る様に跨った。

「お兄ちゃん!起きて!」

綾芽は、彼の肩を掴み揺り動かす。

「んぁ!?」

やっと黒崎の目が開く。

「あっ!綾芽ちゃん!?」

目を開いた途端に飛び込んで来た綾芽の姿に、黒崎の頭は一気に覚醒した。


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