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お嬢様♡レッスン

第64章 オフの執事達Ⅳ

「フットマンに降格かなぁ…」

「この際、恵莉奈の所に修行にでも行けば?」

「勘弁してよ!恵莉奈だって、家を出たんでしょう?」

「そうみたいだね。ほら、執事学校開くって言ってたじゃん?そこで働いてみれば?」

「ああ、成程ね…。そっか…、訊いてみようかな」

「そうしなよ。取り敢えず何かして前に進まないと、綾芽…じゃない、お嬢様に顔向け出来ないよ?」

「俺、話が全く見えてないんすけど…?」

「いいの!リクは知らなくて。マコ兄も執事を辞めてしまうし、僕達の中ではリクだけが、お嬢様の執事として残るんだから、頑張ってね?」

「何だか寂しいっすよ…」

「マコや俺は邸を出る事になると思うけど、お前達はまだ残るんだしさ?お嬢様の事、宜しくね!」

「唯、陰から見守る事しか出来ねぇけどな」

「まあ、近くに居られるだけ幸せなのかも知れませんね」

「そうだよ!だから、お嬢様の幸せを見届けてあげて?」

「リュウ兄ィ…、泣くなよ…」

「えっ?俺、泣いてるの…?」

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