お嬢様♡レッスン
第66章 ありがとう
「今はもう怒っていないから。皆に『元気で頑張って』って伝えてくれる?」
「畏まりました」
「それから…」
綾芽は一歩前へ出て、黒崎の手を取る。
「お兄ちゃんも頑張ってね?ずっと頼りにしてるから。私も東乃宮を継ぐのに相応しい、貴方が誇れるような頭首になれるよう頑張るから」
「はい!お傍に居る事は出来ませんが、何か困った事、誰かに話を聞いて貰いたい事があったら、遠慮なさらず頼って下さい。恋愛に関しては余り当てにはなりませんが…」
「ふふっ。有難う。これからも宜しくね?」
「はい。お任せ下さい。それでは、そろそろ行きますね!」
黒崎は、そう言うと綾芽の手を放し荷物を手に取った。
「じゃあ、船着き場まで一緒に行くね」
「いや、下までで結構です」
「でも…」
「代わりに来る人を出迎えて上げて下さい」
「それなら、船着き場でお迎えしても…」
「いいえ!ここで待っていて下さい」
綾芽はどうしてそこまでと思ったが、黒崎の言葉に従うしかなさそうだと思い、渋々ではあるが了承した。
「畏まりました」
「それから…」
綾芽は一歩前へ出て、黒崎の手を取る。
「お兄ちゃんも頑張ってね?ずっと頼りにしてるから。私も東乃宮を継ぐのに相応しい、貴方が誇れるような頭首になれるよう頑張るから」
「はい!お傍に居る事は出来ませんが、何か困った事、誰かに話を聞いて貰いたい事があったら、遠慮なさらず頼って下さい。恋愛に関しては余り当てにはなりませんが…」
「ふふっ。有難う。これからも宜しくね?」
「はい。お任せ下さい。それでは、そろそろ行きますね!」
黒崎は、そう言うと綾芽の手を放し荷物を手に取った。
「じゃあ、船着き場まで一緒に行くね」
「いや、下までで結構です」
「でも…」
「代わりに来る人を出迎えて上げて下さい」
「それなら、船着き場でお迎えしても…」
「いいえ!ここで待っていて下さい」
綾芽はどうしてそこまでと思ったが、黒崎の言葉に従うしかなさそうだと思い、渋々ではあるが了承した。