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お嬢様♡レッスン

第67章 サプライズ!?

「ああ!高月。船が待ちくたびれてますよ?早くお戻りになられた方がいいのではないですか?」

「こうなったら船は帰して、明日また来て貰います!邪魔してやる!」

「そ…そんな事して良いのですか?黒崎だけ邸に戻して、明日また飛行機を飛ばすのですか?燃料代は?」

「それは…」

「高月、家令はお仕えする家の財産を管理する立場です。自分の都合で勝手にそのような事をする事は許されませんよ?」

葛城に窘められ、ぐうの音も出ない高月。

東乃宮で家令として働いて来た彼の言葉は重い。

そして、家令としての立場を重んじていたからこそ、いろいろ拗れたのだ。

「全く…。私を苛めて楽しいですか?」

「苛めているつもりはありませんが、少し根には持っています」

「やっぱり持っていたんですね」

「そりゃあ、持つでしょう。あんな事されれば、普通。貴方だったら相当な仕返しをなさるんじゃありませんか?」

「ええ。しますね。倍返し…いや、100倍にして返します!」

「でしょう?私なんて可愛い物じゃないですか?」

二人の掛け合いは止まらない。


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