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お嬢様♡レッスン

第67章 サプライズ!?

「あの…」

そこへ、綾芽は申し訳なさそうに口を挟む。

「本当に大丈夫なんですか?船、待たせているんでしょう?」

「ああ!そうでした。すみません。なんか、葛城さんと話していると、あれこれ言いたくなってしまって…」

「ふふ。結構、仲がいいんですね?」

「はぁ?」「ええっ!?」

綾芽の言葉に眉を吊り上げる二人。

「それは絶対に有り得ません!!」

葛城と高月の言葉は見事に重なった。

それがおかしくて、綾芽はクスクスと笑ってしまう。

「何がおかしいんですか?」

「いや、息がピッタリだなって思って…。ってそんな事よりも行かないといけないんじゃ…」

「はっ!そうでした。それではお嬢様、失礼致します。家令に昇進は致しましたが、私の心はいつまでも綾芽様の執事です。この人に酷い事をされたら、私にお申し付け下さい。貴女に代わって仕返しして差し上げます」

「心配には及びません!」

「それでは、お嬢様。東京でお帰りをお待ちしております!」

そう言うと高月は慌ただしく戻って行った。


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