テキストサイズ

お嬢様♡レッスン

第70章 葛城のイチャラブ計画Ⅲ

「ないひょ…れふ…(内緒です)」

綾芽は葛城の欲棒を口に包みながら答える。

彼女の声の振動は、快感となって葛城の身体を駆け抜けた。

「はぁ……」

葛城が身体を震わせ、深い溜息を吐くとじわじわと綾芽の心に悦びが拡がって行く。

好きな人が感じてくれるのは、どうしてこんなにも嬉しいものなのか。

『もっと感じている顔が見たい』、『もっと自分で感じて欲しい』と欲張りになってしまう。

「綾芽様…。私ももっと貴女を味わいたいのですが…」

「んん…?どう…ふれば…いいれふか?(どうすればいいですか)」

「…くっ!綾芽様、咥えながらお話ししないで下さい…」

「らめ…れふか?(駄目ですか)」

「はい…。物を口に入れたまま話してはいけないと習いませんでしたか?」

葛城に窘められ、綾芽は彼から口を離した。

「そうですね…。お行儀が悪かったです。ごめんなさい」

「ああ、そんなにしゅんとなさらないで下さい」

葛城は俯いてしまった綾芽の顎を掴み上を向かせる。

「ごめんなさい…。葛城さんが反応して下さるのが嬉しくて…」

目を潤ませて葛城を見上げながらそう言う綾芽。

その表情が、彼の胸をキュンと疼かせる。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ