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お嬢様♡レッスン

第72章 そして、再びのイチャラブ

「貴女の事を好きになり過ぎて、不安なのです。だからつい意地悪な事を言って、貴女の反応を確かめたくなってしまう…」

葛城は、綾芽の手に口付けを落としながらそう言った。

「それじゃあ、葛城さんが不安にならないように、もっともっと『好き』って言いますね!」

綾芽がにっこり笑ってそう言うと、葛城は『それは駄目です』と答えた。

「え?どうしてですか?」

「そんな事を言われたら、私の我慢が利かなくなります」

「我慢?」

綾芽は首を傾げて、葛城を見る。

その愛らしい仕草に、彼の心は昂る。

そして、つい手を伸ばしてしまうのだ。

「きゃっ」

突然、葛城に腕を引かれると綾芽は彼の膝の上に倒れ込む。

「貴女は無意識の内に私を煽るのがお上手ですね?」

「そ…そんなつもりは」

「そうでしょう。だから無意識だと言っているじゃありませんか」

「う…」

「貴女は私がどれ程貴女を愛しているかをご存知ないのです」

「かっ…葛城さんこそ、私がどれだけ葛城さんの事を愛しているか分かってません!」

「どれくらい、愛して下さっているのですか?」

「え?」

「教えて下さい。どれくらい私を愛して下さっているのですか?」


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