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お嬢様♡レッスン

第75章 突然のトラブル発生。そして…

船長が挨拶を終え行ってしまうと、綾芽は葛城に尋ねた。

「あの…葛城さんは、何人くらい子供が欲しいですか?」

「何人でも。授かりものですから、一人でも結構ですし、十人でも結構ですよ?」

「じゅ…、十人は多いです…」

幾ら綾芽が若いとは言え、十人は『多過ぎる』と綾芽は狼狽える。

そんな綾芽の様子をクスクスと笑う葛城。

「例えばの話ですよ?ですが、綾芽様と仲良くしていたら、それくらい出来そうですけど…」

確かに今のペースで身体を重ねていれば、綾芽の年齢からするとクリア出来そうではある。

しかし、授かりもの故、若いからと言って恵まれるものでもないだろう。

「それはちょっと…」

「ふふっ。冗談です。貴女のお身体の事もありますしね?」

「その前に大学をきちんと卒業しなくちゃですよね」

綾芽は食事の手を止め、考える。

このまま休学していたら、予定通りの年数では卒業が出来なくなる。

始めの頃に詰め込んだお陰で、必須の単位は足りてはいるが。

「その事ですが、そろそろ大学にお戻りになりますか?」

「いいんですか?」

「ええ。お嬢様としてのお勉強も慣れて来られたようですし。早速、戻りましたら旦那様にお話してみましょう」


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