お嬢様♡レッスン
第80章 小悪魔♥紳士
聞き返す間もなく、綾芽の唇はウィリアムの唇に塞がれていた。
柔らかくしっとりとした唇が綾芽の唇を包み込む。
優しい口付けは、あの酷い数日間を忘れさせてくれる程、甘い。
蕩けるような口付けに綾芽は目を閉じた。
その途端に離れるウィリアムの唇。
「あっ…」
それを惜しむ様に綾芽は思わず声を上げてしまった。
「どうしたの?もっとして欲しい?」
綾芽の顔を覗き込むと、ウィリアムは妖しく微笑みながら、彼女に尋ねる。
(やだ…。私ったらはしたない…)
そう思いながらも、彼の問いに頷いてしまう。
「ふふっ。桜子は素直で良い子だね?でも、欲しかったらちゃんと言葉で伝えないと伝わらないよ?」
意地悪くウィリアムは言う。
「ほら、言ってご覧?『キスして』ってさ?」
そう言いながら楽しそうに綾芽の髪に指を巻き付け弄ぶウィリアム。
「僕のキス、欲しくないの?」
薄紅色の形の良い唇が弧を描いている。
誘う様な彼の視線に、綾芽は引き寄せられて行く。
「駄目だよ?ちゃんとお強請りしないと、ね?」
綾芽の唇が彼の唇に触れそうになる直前で、彼の人差し指がそれを制した。
柔らかくしっとりとした唇が綾芽の唇を包み込む。
優しい口付けは、あの酷い数日間を忘れさせてくれる程、甘い。
蕩けるような口付けに綾芽は目を閉じた。
その途端に離れるウィリアムの唇。
「あっ…」
それを惜しむ様に綾芽は思わず声を上げてしまった。
「どうしたの?もっとして欲しい?」
綾芽の顔を覗き込むと、ウィリアムは妖しく微笑みながら、彼女に尋ねる。
(やだ…。私ったらはしたない…)
そう思いながらも、彼の問いに頷いてしまう。
「ふふっ。桜子は素直で良い子だね?でも、欲しかったらちゃんと言葉で伝えないと伝わらないよ?」
意地悪くウィリアムは言う。
「ほら、言ってご覧?『キスして』ってさ?」
そう言いながら楽しそうに綾芽の髪に指を巻き付け弄ぶウィリアム。
「僕のキス、欲しくないの?」
薄紅色の形の良い唇が弧を描いている。
誘う様な彼の視線に、綾芽は引き寄せられて行く。
「駄目だよ?ちゃんとお強請りしないと、ね?」
綾芽の唇が彼の唇に触れそうになる直前で、彼の人差し指がそれを制した。