お嬢様♡レッスン
第10章 Lesson 3♥舌を上手に使いましょう
高月は綾芽にヒアリングと発音の練習として、早口言葉を教える事にした。
「“She sells sea shells by the sea shore.”」
「She sells sea shells by the sea shore.」
「Good! Next.“Veronica bit into a very bad berry.”」
高月の発音はネイティブかと思われる程、早いが英国調なので発音がハッキリしていて綾芽には聞き取り易いと感じた。
しかし、聞き取って、ついて行くのがやっとだ。
慣れない早口言葉に頬の筋肉も、舌も段々と疲れて来る。
「Veronica bit into a very bad berry.」
「OK, next. “Six thick thistle sticks.”」
「Six thi……痛っ!」
「what's the matter with you?」
「ひた(舌)を噛んでひまいまひた…」
「それはいけませんね、見せて下さい」
高月は綾芽に近付くと、心配そうに顔を覗き込む。
綾芽は素直に舌を出し、高月に見せた。
「随分と勢い良く噛んだものですね…。血が出てらっしゃいます…。痛いですか?」
高月の問い掛けに綾芽は舌を出したまま、コクンと頷いた。
「粘膜ですから、恐らくこの程度でしたら直ぐに血は止まります。ですが、お疲れの様ですので、休憩にしましょう。お茶をお煎れします」
そう言って高月が出て行った。
暫くして、高月はお茶用のワゴンではなく、盆に冷えたお茶と薬箱を伴って戻って来た。
「一応、お薬を塗っておきましょう。お茶は熱いと染みるかと思いましたので、冷たい物にしておきました」
薬箱を開けながら、高月はそう言ってお目当ての薬を取り出す。
「さぁ、お薬を塗りますのでもう一度舌をお出し下さい」
綾芽が舌を『べぇ』っと出すと、高月は手袋を外し、指先に軟膏を付け傷口に塗った。
舌を指で触られるのは何とも変な気分だと綾芽は思った。
そして高月の方も、綾芽にある程度心を開いて貰えるまでは、我慢をしようと心に決めていたが、綾芽の舌に触れている内に、次第にその決意が薄れて彼女に悪戯をしたいと言う気持ちが頭を擡げる事に抗えなくなっていた。
そんな彼の指が、次第に綾芽の口の中へ侵入し彼女の舌と戯れ始める。
「“She sells sea shells by the sea shore.”」
「She sells sea shells by the sea shore.」
「Good! Next.“Veronica bit into a very bad berry.”」
高月の発音はネイティブかと思われる程、早いが英国調なので発音がハッキリしていて綾芽には聞き取り易いと感じた。
しかし、聞き取って、ついて行くのがやっとだ。
慣れない早口言葉に頬の筋肉も、舌も段々と疲れて来る。
「Veronica bit into a very bad berry.」
「OK, next. “Six thick thistle sticks.”」
「Six thi……痛っ!」
「what's the matter with you?」
「ひた(舌)を噛んでひまいまひた…」
「それはいけませんね、見せて下さい」
高月は綾芽に近付くと、心配そうに顔を覗き込む。
綾芽は素直に舌を出し、高月に見せた。
「随分と勢い良く噛んだものですね…。血が出てらっしゃいます…。痛いですか?」
高月の問い掛けに綾芽は舌を出したまま、コクンと頷いた。
「粘膜ですから、恐らくこの程度でしたら直ぐに血は止まります。ですが、お疲れの様ですので、休憩にしましょう。お茶をお煎れします」
そう言って高月が出て行った。
暫くして、高月はお茶用のワゴンではなく、盆に冷えたお茶と薬箱を伴って戻って来た。
「一応、お薬を塗っておきましょう。お茶は熱いと染みるかと思いましたので、冷たい物にしておきました」
薬箱を開けながら、高月はそう言ってお目当ての薬を取り出す。
「さぁ、お薬を塗りますのでもう一度舌をお出し下さい」
綾芽が舌を『べぇ』っと出すと、高月は手袋を外し、指先に軟膏を付け傷口に塗った。
舌を指で触られるのは何とも変な気分だと綾芽は思った。
そして高月の方も、綾芽にある程度心を開いて貰えるまでは、我慢をしようと心に決めていたが、綾芽の舌に触れている内に、次第にその決意が薄れて彼女に悪戯をしたいと言う気持ちが頭を擡げる事に抗えなくなっていた。
そんな彼の指が、次第に綾芽の口の中へ侵入し彼女の舌と戯れ始める。