
お嬢様♡レッスン
第83章 夏の訪れ
「そんな不安そうな顔をして…。桜子は可愛いね。そんなに僕と離れたくない?」
「はい…。寂しいです…」
素直な気持ちが口から零れ出る。
普段から、そんなに逢える訳ではないが、大抵、一週間に一度は顔を見せてくれていたので、やはり二週間も逢えないとなると寂しさを感じた。
「そう?じゃあ、今夜は久しぶりにたっぷり可愛がってあげるね?」
「えっ!?」
「ん~…。今夜と言わず、今からしよっか?」
「ええっ!?」
色欲を滲ませたウィリアムの微笑みに綾芽の心臓は早鐘を打つように鳴り響く。
「おいで?」
そう言うとウィリアムは綾芽に自分の膝の上に座る様にと、自分の膝を”ポンポン”と叩いた。
「ここ…で?」
綾芽は辺りをキョロキョロと見回す。
人影はないものの、ここはテラスだ。
いつ人に見られるか分からない。
それにヘンリーだって居るのだ。
それに気付いたウィリアムは、ヘンリーに下がる様に伝える。
ヘンリーは『畏まりました』と言って、食器をワゴンに載せると、それを押して下って行った。
「さぁ、誰も居なくなったよ?おいで?」
そう言って手を広げて見せるウィリアム。
綾芽は緊張しながらも、彼の膝の上に座った。
「はい…。寂しいです…」
素直な気持ちが口から零れ出る。
普段から、そんなに逢える訳ではないが、大抵、一週間に一度は顔を見せてくれていたので、やはり二週間も逢えないとなると寂しさを感じた。
「そう?じゃあ、今夜は久しぶりにたっぷり可愛がってあげるね?」
「えっ!?」
「ん~…。今夜と言わず、今からしよっか?」
「ええっ!?」
色欲を滲ませたウィリアムの微笑みに綾芽の心臓は早鐘を打つように鳴り響く。
「おいで?」
そう言うとウィリアムは綾芽に自分の膝の上に座る様にと、自分の膝を”ポンポン”と叩いた。
「ここ…で?」
綾芽は辺りをキョロキョロと見回す。
人影はないものの、ここはテラスだ。
いつ人に見られるか分からない。
それにヘンリーだって居るのだ。
それに気付いたウィリアムは、ヘンリーに下がる様に伝える。
ヘンリーは『畏まりました』と言って、食器をワゴンに載せると、それを押して下って行った。
「さぁ、誰も居なくなったよ?おいで?」
そう言って手を広げて見せるウィリアム。
綾芽は緊張しながらも、彼の膝の上に座った。
