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恥ずかしさに俯くと、ウィリアムの手に顎を取られて彼の方へと顔を向けられる。

ウィリアムの長い睫毛が伏せられ、彼の唇が綾芽の唇に軽く重なって”チュッ”と音を立てて離れる。

「桜子、舌を出して？」

彼に言われるまま、綾芽は舌を出す。

ウィリアムは彼女の舌に自分の舌を絡めながら濃厚な口付けを贈った。

淫らな水音を立てながら、舌で戯れる。

深く口付けられ、唾液が送られて来ると、綾芽はそれを飲み下した。

（今日もお願いしないと触って貰えないのかな…）

彼に舌を絡めながら、そんな事を考える。

案の定、彼の手は彼女の腰に回されたまま、動かない。

綾芽は唇を離すと、ウィリアムの目を見つめながら、自分のブラウスの釦を外し、そして強請る。

「ウィル…。触って下さい。お願いします…」

そう言って彼の手を取ると、自分の胸にそれを導く。

「ふふっ。いいよ。今日は特別に桜子の感じる所をいっぱい触ってあげる」

そう言うとウィリアムは彼女のファンデーションのカップを下げ、先端を指先でピンと弾く。

「ああっ！」