お嬢様♡レッスン
第86章 企み
「何でもいい。お前ではなくても誰でもいいから、あの女が兄さん以外の男に抱かれて悦んでいる姿を押さえられればいい」
「……畏まりました。それでは私が何とか致しましょう」
「頼んだよ?」
そう言うとフレデリクはニヤリと笑った。
そしてヘンリーも心の中でほくそ笑む。
綾芽を抱く、大義名分が出来たからだ。
これで主人にバレても、言い訳が立つ。
問題は彼女が『能動的な受け身』ではない事だ。
主人が誘った時の反応は明らかに能動的な受け身であるが、自分が彼女を抱く時の態度は完全に受動的である。
確かに彼女の身体は反応を示し、声を上げるものの、心から悦んでいるのかと問われれば、そうとは言い難いものがある。
まぁ、一度撮ってみてフレデリクが希望するものであるかを伺えばいい。
彼がお気に召さなければ、何度でもトライさせて貰えばいいだけの話だ。
唯、フレデリクは気が短い。
余り失敗すると、他の使用人に白羽の矢を立てる可能性がある。
それだけは避けたい。
あの極上の身体を知る使用人は自分だけでいい。
一応、他の使用人達には根回しをしておこう。
ヘンリーはそう思った。
「……畏まりました。それでは私が何とか致しましょう」
「頼んだよ?」
そう言うとフレデリクはニヤリと笑った。
そしてヘンリーも心の中でほくそ笑む。
綾芽を抱く、大義名分が出来たからだ。
これで主人にバレても、言い訳が立つ。
問題は彼女が『能動的な受け身』ではない事だ。
主人が誘った時の反応は明らかに能動的な受け身であるが、自分が彼女を抱く時の態度は完全に受動的である。
確かに彼女の身体は反応を示し、声を上げるものの、心から悦んでいるのかと問われれば、そうとは言い難いものがある。
まぁ、一度撮ってみてフレデリクが希望するものであるかを伺えばいい。
彼がお気に召さなければ、何度でもトライさせて貰えばいいだけの話だ。
唯、フレデリクは気が短い。
余り失敗すると、他の使用人に白羽の矢を立てる可能性がある。
それだけは避けたい。
あの極上の身体を知る使用人は自分だけでいい。
一応、他の使用人達には根回しをしておこう。
ヘンリーはそう思った。