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お嬢様♡レッスン

第87章 執事の計略Ⅲ(ヘンリー編)

「大体、薬でも使えばいいだろう?」

イライラしながらフレデリクはそう言った。

「薬…で御座いますか?」

それは盲点だったとヘンリーは気付く。

それならいっその事、綾芽とフレデリクに飲ませ、パーティにしようじゃないか。

ヘンリーはそう思った。

「申し訳御座いませんでした。薬物には抵抗がありましたので、気付きませんでした。早速、手配を致します」

そう言ってヘンリーはフレデリクの部屋を後にした。

彼は自室に戻るとパソコンを立ち上げ、ネットで検索する。

果たして、こんな物が効くのであろうかと思いながら、一番早く届くサイトで媚薬を購入した。

報酬が良くても、使う暇のないヘンリーの口座には、お金が貯まる一方だった。

どうせならと撮影の為のカメラを数台購入する。

暗がりでも良く撮れる高感度のカメラにした。

ついでに綾芽に着せる為の、セクシーなランジェリーも購入。

それは品がなく、彼女を娼婦の様に見せるだろう。

レースでスケスケのベビードールと股の部分が割れているショーツ。

これで準備は整った。

ヘンリーはパソコンの電源を落とすと、満足気に微笑む。




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