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お嬢様♡レッスン

第87章 執事の計略Ⅲ(ヘンリー編)

ウィリアムと身体を重ねたのは、記憶の欠片を取り戻す前の話だ。

それまでは、ウィリアムの事を好きだと思っていた。

初めは流されただけではあったけれども。

「ねぇ?どんな風に兄さんを誘惑したの?その瞳で?初心な素振りをして?その唇で?この厭らしい身体で?」

フレデリクは少し興奮気味に綾芽に詰め寄り、その細い腕をギュッと掴む。

「フ…フレデリク君っ…!!痛いっ!」

「ねぇ、教えてよ?どんな風に微笑めば、兄さんはその気になるの?どんな風に誘えば兄さんは愛してくれるの?」

彼の異様な勢いに、綾芽は言葉を失った。

彼はウィリアムを愛してる。

それも性的な欲求を持って。

綾芽は瞬時にそう思った。

「ねぇ?教えてよ?」

そう言いながらフレデリクは綾芽の服の胸元に手を掛け、それを引き千切った。

「……っ!!」

綾芽の真珠の様な肌が露わになる。

フレデリクは手を伸ばし、彼女の膨らみを鷲掴んだ。

「この身体で兄さんを誘惑したんでしょ?この厭らしい乳房で!」

そう言いながらフレデリクは彼女の乳房を力任せに揉みしだく。

「いっ!痛いッ!」

綾芽は思わず声を上げた。



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