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お嬢様♡レッスン

第89章 執事の計略Ⅳ(ヘンリー編)

ヘンリーの心は躍っていた。

今宵の主役は『主の婚約者』と『主の弟』である。

「素敵なダンスをお見せ下さいませ。桜子様」

綾芽の耳元でそう囁くと彼は、購入したカメラをセットする。

使い方は昼に説明書を読み、熟読した。

彼はそれをベッドの上から見下ろす様に1台、足元の方に1台する。

そしてもう1台は自分で持つ事にした。

それから、彼は綾芽の手足をベッドの支柱に拘束した。

欲望に溺れる前に逃げ出さない様にである。

丁度準備が整った頃、フレデリクが部屋にやって来る。

念のためにカメラの操作方法を説明していると、ベッドの方で綾芽が身動ぎをする衣擦れの音が聞こえた。

「フレデリク様、そろそろ宴をはじめましょう」

ヘンリーがそう言うと、フレデリクはニヤリと笑った。

数分後に自分の身体を襲う異変に気付きもせずに。

ヘンリーは、綾芽を凌辱する為に揃えた道具達の中から羽根ペンを取り上げ、彼女に近付く。

既に媚薬が効き始めているのか、透けて見える乳房の先端が、ピンと立ち上がっている。

ヘンリーはそこに羽根を近付けていった。



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