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お嬢様♡レッスン

第89章 執事の計略Ⅳ(ヘンリー編)

「良い声です。もっと淫らに鳴いて下さいませ」

ヘンリーは綾芽の耳をねっとりと舐めてそう囁くと、再び彼女の胸の尖りに吸い付き、舌でそこを転がした。

厭らしい水音を立てながら、ヘンリーの舌は綾芽の尖りを舐る。

次々と送られてくる淫楽に、綾芽の思考は鈍り、それを甘受する身体が彼女を支配し始めた。

「ああん!だめぇ…気持ち…良過ぎておかしくなっちゃうぅ…」

「くっくっくっ…。おかしくなって下さい。本当の貴女の姿を。厭らしい雌犬の貴女を晒しておしまいなさい」

「やぁ…違っ…う!私はっ!」

「まだ、言いますか?認めてしまいなさい。涎を垂らして腰を振っているではありませんか?」

そう言うとヘンリーは彼女の腋を舐めながら、手で脇腹や腹の周りを撫で回した。

肌を撫でられるだけで、綾芽の肌は粟立つ。

身体の中心に溜まる疼きは、彼女の腰を猥らにくねらせる。

「ああん…気持ち…いいっ…もっと…」

「『もっと』何です?」

「もっと触って!もっと気持ち良くなりたいのっ!」

快楽を受け入れる事を肯定した綾芽の言葉に、ヘンリーはニヤリと笑った。

あとはフレデリクだ。





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