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お嬢様♡レッスン

第89章 執事の計略Ⅳ(ヘンリー編)

「え…?」

ヘンリーの言葉にフレデリクは少し戸惑いを見せた。

「お兄様が感じた事を貴方も感じてみたいと思いませんか?お兄様に近付きたくはないのですか?」

ヘンリーは言葉巧みにフレデリクを煽る。

『兄』と言うキーワードをチラつかせれば、フレデリクはそれに従うだろう。

「さぁ、フレデリク様」

ヘンリーに促され、フレデリクは綾芽の身体を跨ぐと、自分の欲棒を綾芽の口元へと押し当てる。

「桜子様、貴女のお好きなペニスですよ?気持ち良くなりたいのでしたら、まず、彼を気持ちよくさせてお上げなさい」

むわっとする濃い男性の匂い。

快楽に支配され、本能を剥き出しの綾芽は、それに興奮を覚える。

彼女はヘンリーの言葉を受けて、舌を出してそれを下から先端に向けてペロリと舐めた。

その瞬間にぞわぞわとした感覚が、フレデリクの腰から背筋を通って脳へと走った。

ビクンと腰が震える。

(な…何なんだ?今のは…?)

手では感じる事の出来ない、柔らかくて湿った感触。

それは想像していたものよりも遥かに強烈な快感を彼に齎した。





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