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「桜子様、ちゃんとお口に含んでご奉仕して差し上げなさい」

ヘンリーは綾芽の頭を支える様に持ち上げると、指を彼女の口に差し込み、それを開かせた。

「さぁ、フレデリク様？」

ヘンリーはフレデリクに綾芽の口の中へ、彼の欲棒を挿入する様に促す。

フレデリクはゴクリと生唾を飲み込むと、彼女の口の中に自身の欲棒を差し込んだ。

綾芽の舌にフレデリクの欲棒が触れると、彼女は舌を絡ませながら唇でそれを挟み、首を前後に動かし始める。

するとフレデリクの身体に、更に大きな快感の波がうねりとなって、彼を震え上がらせた。

「うっ…くっ!!」

何度も兄の口の中を想像し、自分で慰めて来たが、それの比ではない。

優しく包見込んでくれる温かい粘膜のリアルな感触。

唾液が絡まり、滑りが良くて。

初めての感覚に余裕が持てない。

腰の辺りがムズムズし、気付けば綾芽の頭を掴んで自ら腰を振っていた。

（ああ…何て気持ちが良いんだ…。兄さんはいつもこんな感覚を味わってるの？）

フレデリクは目を閉じ、兄の事を想いながら腰を振る。