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お嬢様♡レッスン

第89章 執事の計略Ⅳ(ヘンリー編)

綾芽はフレデリクが目を閉じ、快感を味わっているのを確認すると、小さなキウィの様なふぐりの奥に手を伸ばし、菊の蕾を探り当てた。

そして少しずつ、そこを解し始める。

「なっ!?何を…!?」

フレデリクは、蕾を刺激されると目を見開き驚いた顔で綾芽を見る。

兄になら犯されても良いと思っていたが、女に犯される等、彼のプライドが許さない。

「ごめんなさい。多分、この中の方が貴方の身体が楽かと思って…。嫌かもしれないけど…。早く楽になりたいでしょう?」

綾芽なりにフレデリクを気遣っての事だった。

「楽…にはなりたい…けどっ…。そこは…駄目だ…」

「そう…。ごめんなさい」

綾芽は目を伏せると、再びフレデリクを含み、頭を動かし始めた。

先程から、綾芽は首を動かしっぱなしである。

疲れないのだろうかとフレデリクは思う。

疲れない訳がない。

それでも彼女は自分を高みに導く為に、必死にあれこれと試してくれている。

自分も薬を盛られて疼いている筈なのに。

ヘンリーに命じて酷い事をしている自分に対して仕返しをするどころか、自分の為に考えてくれている。

どうしてそんな事が出来るのだろうか。



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