お嬢様♡レッスン
第89章 執事の計略Ⅳ(ヘンリー編)
達した後も容赦なく襲い掛かる快楽に、綾芽はギュッとシーツを握り締めて身体を震わせた。
「あっ!い…っ!駄目っ!!」
荒波の様に押し寄せる快楽に、意識がそちらに集中してしまう。
フレデリクは、綾芽がヘンリーに盗られたみたいで面白くない。
彼は無意識の内にヘンリーを睨んでいた。
「どうかしましたか?フレデリク様?」
フレデリクの視線に気付き、挑発的な笑みを浮かべてヘンリーが言う。
「まさか、桜子様を盗られたみたいで面白くない等と思っておられませんよね?」
見透かした様なヘンリーの言葉に、フレデリクは動揺する。
「そ…そんな訳…ないだろう?」
「そうですよね?元はと言えば、貴方が私に桜子様を誘惑するようにと仰ったのですから」
「なっ!?」
ヘンリーの言葉に綾芽は目を見開いてフレデリクを見る。
「違う、桜子!これは…」
(僕は何を言い訳しようとしているんだ?)
ヘンリーが言っている事は本当の事ではないか。
しかし、何故かその時、フレデリクは綾芽に『嫌われたくない』と思ってしまった。
散々、嫌な態度を取ってきたのに。
「あっ!い…っ!駄目っ!!」
荒波の様に押し寄せる快楽に、意識がそちらに集中してしまう。
フレデリクは、綾芽がヘンリーに盗られたみたいで面白くない。
彼は無意識の内にヘンリーを睨んでいた。
「どうかしましたか?フレデリク様?」
フレデリクの視線に気付き、挑発的な笑みを浮かべてヘンリーが言う。
「まさか、桜子様を盗られたみたいで面白くない等と思っておられませんよね?」
見透かした様なヘンリーの言葉に、フレデリクは動揺する。
「そ…そんな訳…ないだろう?」
「そうですよね?元はと言えば、貴方が私に桜子様を誘惑するようにと仰ったのですから」
「なっ!?」
ヘンリーの言葉に綾芽は目を見開いてフレデリクを見る。
「違う、桜子!これは…」
(僕は何を言い訳しようとしているんだ?)
ヘンリーが言っている事は本当の事ではないか。
しかし、何故かその時、フレデリクは綾芽に『嫌われたくない』と思ってしまった。
散々、嫌な態度を取ってきたのに。