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フレデリクはそヘンリーの問いに対し、鼻を鳴らして『大した事はないな』と余裕な振りをする。

しかし、胸の内では驚いていた。

口淫も乳淫も快感を得られたが、それはどちらかと言えば視覚的に興奮し、快感を得ていた様な気がする。

それに比べると女性の中への挿入は視覚的と言うよりも、直接的な刺激で快感を得ていると感じた。

フレデリクは綾芽の中に入ったまま、そんな事を考えていた。

そして綾芽は中々動いてくれないフレデリクに焦れ始める。

先程から、身体の芯から疼いて仕方がないのだ。

薬の効果はあるにしろ、綾芽もまた口や胸でフレデリクに奉仕する事で、快感を得ていたのだから。

そんな綾芽は、振り返るとフレデリクに懇願する。

「フレデリク、お願いです。衝いて下さい。私の中を掻き回して…」

切なそうに瞳を濡らして懇願する綾芽の顔に、何故か彼の分身はドクンと反応した。

どうしてその様な反応を身体がするのかは分からないが、フレデリクは綾芽の願いに応えてやる事にする。

「仕方がないな。この淫乱女め。そうやって誰にでも強請るんだろう？」

彼はそう言いながら、腰を送り始めた。