お嬢様♡レッスン
第90章 お坊ちゃま、初めての青い体験
「あっ!あん!そんな事…ない…」
綾芽はフレデリクに揺さぶられながら、彼の言葉に否定の言葉を返す。
「嘘を…言うなっ!兄さんにも…いつも…こうして…強請っていたのだろう?」
フレデリクは綾芽の中を掻き回しながら、そう言って気付く。
これはまるで兄に嫉妬しているみたいではないかと。
そんな筈はない。
自分は兄が好きで。
兄の事が理解したいから、こうして好きでもない淫乱女と繋がっているのだとフレデリクは自分に言い聞かせた。
そんな二人の遣り取りを傍観していたヘンリーは、綾芽がフレデリクに強請るのを聞いて、何故か無性に腹が立った。
何度も肌を重ねていたのに。
自分は一度たりとも求められた事がない。
使用人であるからなのかと自分を卑下するヘンリー。
しかし、綾芽はそんな事で差別をする人間ではない。
彼女が彼を求めなかったのは、求めなくても彼が求めて来るからだった。
ヘンリーは自分の欲望の侭に綾芽を求め過ぎていたのである。
彼は、自分が何故、そんなにも彼女を求めていたのか、自分の気持ちに気付かないでいた。
彼が自分の本当の気持ちに気付くのは、もう少し先の事である。
綾芽はフレデリクに揺さぶられながら、彼の言葉に否定の言葉を返す。
「嘘を…言うなっ!兄さんにも…いつも…こうして…強請っていたのだろう?」
フレデリクは綾芽の中を掻き回しながら、そう言って気付く。
これはまるで兄に嫉妬しているみたいではないかと。
そんな筈はない。
自分は兄が好きで。
兄の事が理解したいから、こうして好きでもない淫乱女と繋がっているのだとフレデリクは自分に言い聞かせた。
そんな二人の遣り取りを傍観していたヘンリーは、綾芽がフレデリクに強請るのを聞いて、何故か無性に腹が立った。
何度も肌を重ねていたのに。
自分は一度たりとも求められた事がない。
使用人であるからなのかと自分を卑下するヘンリー。
しかし、綾芽はそんな事で差別をする人間ではない。
彼女が彼を求めなかったのは、求めなくても彼が求めて来るからだった。
ヘンリーは自分の欲望の侭に綾芽を求め過ぎていたのである。
彼は、自分が何故、そんなにも彼女を求めていたのか、自分の気持ちに気付かないでいた。
彼が自分の本当の気持ちに気付くのは、もう少し先の事である。