
お嬢様♡レッスン
第91章 お坊ちゃま、ひと夏の恋
彼の母親は、『明日にしなさい』と言ったが、チャールズはフレデリクの家で問題が起きたので直ぐに帰らなければいけないと告げ、何とか車を出させたのだった。
フレデリクの自宅へ向かう途中、ポツポツと彼はチャールズに自分と綾芽の事を話し始めた。
そしてチャールズに話しながら、次第に自分の気持ちが向かっている方向が見えてきた。
自分は綾芽を欲しいと思っている。
兄ではなくて、自分を。
自分だけを見て欲しいと。
しかし、未だに兄を想う気持ちもある。
彼の心は振り子の様に揺れ動く。
だた、このまま綾芽の事を愛せれば、背徳感に苛まれる事はなくなるのは間違いないだろう。
その方が健全なのだから、そうするべきなのだと心の声が囁く。
取り敢えず今は、綾芽に逢って自分の気持ちを確かめたい。
フレデリクはそう思っていた。
朝は彼女から逃げ出したと言うのに。
吾ながら自分勝手だと思い、苦笑する。
そんな彼の苦笑いを見て、チャールズは友人が子供から大人の男への階段を昇り始めたのだと感じていた。
フレデリクの自宅へ向かう途中、ポツポツと彼はチャールズに自分と綾芽の事を話し始めた。
そしてチャールズに話しながら、次第に自分の気持ちが向かっている方向が見えてきた。
自分は綾芽を欲しいと思っている。
兄ではなくて、自分を。
自分だけを見て欲しいと。
しかし、未だに兄を想う気持ちもある。
彼の心は振り子の様に揺れ動く。
だた、このまま綾芽の事を愛せれば、背徳感に苛まれる事はなくなるのは間違いないだろう。
その方が健全なのだから、そうするべきなのだと心の声が囁く。
取り敢えず今は、綾芽に逢って自分の気持ちを確かめたい。
フレデリクはそう思っていた。
朝は彼女から逃げ出したと言うのに。
吾ながら自分勝手だと思い、苦笑する。
そんな彼の苦笑いを見て、チャールズは友人が子供から大人の男への階段を昇り始めたのだと感じていた。
