
お嬢様♡レッスン
第92章 Lesson17♥女性の心を知りましょう
舌を絡める度に口の端から漏れる淫らな水音に気持ちが昂って行くのを感じる。
その昂りの侭に、彼は綾芽の腰に手を回すと、グッと自分の方へそれを引き寄せ、気持ちの赴くままに彼女の唇を求めた。
彼が口付けに夢中になっていると、トントンと胸を小さな拳で叩かれ吾に返る。
苦しかったのだろうかと唇を離すと、綾芽が余裕の笑みを浮かべていた。
「嬉しいけれど、ガツガツし過ぎよ?」
そう言いながら、唾液に塗れた彼の口の周りを親指で拭った。
フレデリクは余裕のある綾芽の様子と自分の性急さに苛立つ。
何としてでも彼女のこの余裕を崩したい。
しかし、女性の味を覚えたばかりの自分と彼女とでは経験に雲泥の差がある。
それは一向に縮まらない距離なのではないかと暗い気持ちになる。
「フレデリク?どうかした?」
俯いてしまった彼の顔を綾芽は覗き込む。
「何か…悔しい…」
フレデリクがポツリと零す。
その昂りの侭に、彼は綾芽の腰に手を回すと、グッと自分の方へそれを引き寄せ、気持ちの赴くままに彼女の唇を求めた。
彼が口付けに夢中になっていると、トントンと胸を小さな拳で叩かれ吾に返る。
苦しかったのだろうかと唇を離すと、綾芽が余裕の笑みを浮かべていた。
「嬉しいけれど、ガツガツし過ぎよ?」
そう言いながら、唾液に塗れた彼の口の周りを親指で拭った。
フレデリクは余裕のある綾芽の様子と自分の性急さに苛立つ。
何としてでも彼女のこの余裕を崩したい。
しかし、女性の味を覚えたばかりの自分と彼女とでは経験に雲泥の差がある。
それは一向に縮まらない距離なのではないかと暗い気持ちになる。
「フレデリク?どうかした?」
俯いてしまった彼の顔を綾芽は覗き込む。
「何か…悔しい…」
フレデリクがポツリと零す。
