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お嬢様♡レッスン

第95章 異国の訪問者

莉玖はSkypeを切ると、引率者の元に行き、棄権をする事を伝える。

エースの棄権に監督は腹を立てたが、背に腹は代えられない。

莉玖は荷物を纏めると、急いで綾芽が居ると思われる田舎の町を目指した。

途中、葛城に連絡を入れ、今日の宿の確保と飛行機のチケットの手配を頼んだ。

葛城は莉玖に頼まれた物の手配を追えると、会議室へと戻り、その旨を宗佑に伝える。

「ほう?お知り合いがイギリスに偶然居られたのですか?運が良いですね」

「ミスター・ロートマン。日本にはあと何日くらい滞在の予定ですかな?」

「明後日、インドへ発つ予定です」

「そうですか。今夜のご予定は?」

「今夜は何もございませんが、何故でしょう?」

「我が家へご招待しようかと思いまして」

「成程。綾芽嬢のお話を詰めたい、と言う事でしょうか?」

「そう思って頂いても構いませんが、前回、パーティーでお越し頂いた際に何もお構い出来ませんでしたがらな」

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