お嬢様♡レッスン
第13章 お嬢様の休日
綾芽は朝食を済ませると自室に戻り、出掛ける為の服を選ぶ。
(デート…かぁ。何を着て行けば良いんだろ?高月さんは大人だから、釣り合う様な大人っぽくした方がいいよね…)
かと言って下品にならないように。
勿論、綾芽のワードローブの中に下品な服は1枚たりとも無いのではあるが、無理に大人っぽくしようとして化粧を濃い目にしたり、露出を多くしたりすると下品になると綾芽は思っていた。
膝が少し見える位の丈の黒のシフォンワンピースを選ぶ。
バタフライスリーブが特徴的だ。
ピアスはシンプルにパール。
髪は太めに緩く巻く。
メイクは濃くなり過ぎない程度に。
ヒールは高過ぎて疲れると迷惑を掛けるから10cm程度の黒のエナメル。
靴とお揃いの黒のエナメルのクラッチバッグ。
「こんな物かな?う~ん…」
姿見の前でにらめっこをしていると部屋をノックする音が聞こえる。
「どうぞ」
綾芽が入室を許可すると入って来たのは高月だった。
高月は昨日の一件から、綾芽が嫌がる事は一切しなくなった。
執事権限の『主人の部屋に勝手に入る』事も、起床時以外は勿論しない。
「お嬢様、お支度は整いましたでしょうか?」
高月は何時もの様に頭を提げて礼をすると顔を上げる。
「っ!!」
その瞬間、目に飛び込んで来た綾芽の姿に彼は息を飲んだ。
自分の年齢に見合う様に、少し大人びた格好をしてくれている。
高月はその事が何より嬉しかった。
「お綺麗ですよ、お嬢様」
思わず跪き綾芽の手に口付ける。
「そんな、オーバーな…」
「いえ、私の素直な気持ちです。今すぐ押し倒して仕舞いたい程に、綾芽様は魅力的です」
そう言って艶やかな笑みを浮かべる高月。
こういう所は、変わっていなかった。
(デート…かぁ。何を着て行けば良いんだろ?高月さんは大人だから、釣り合う様な大人っぽくした方がいいよね…)
かと言って下品にならないように。
勿論、綾芽のワードローブの中に下品な服は1枚たりとも無いのではあるが、無理に大人っぽくしようとして化粧を濃い目にしたり、露出を多くしたりすると下品になると綾芽は思っていた。
膝が少し見える位の丈の黒のシフォンワンピースを選ぶ。
バタフライスリーブが特徴的だ。
ピアスはシンプルにパール。
髪は太めに緩く巻く。
メイクは濃くなり過ぎない程度に。
ヒールは高過ぎて疲れると迷惑を掛けるから10cm程度の黒のエナメル。
靴とお揃いの黒のエナメルのクラッチバッグ。
「こんな物かな?う~ん…」
姿見の前でにらめっこをしていると部屋をノックする音が聞こえる。
「どうぞ」
綾芽が入室を許可すると入って来たのは高月だった。
高月は昨日の一件から、綾芽が嫌がる事は一切しなくなった。
執事権限の『主人の部屋に勝手に入る』事も、起床時以外は勿論しない。
「お嬢様、お支度は整いましたでしょうか?」
高月は何時もの様に頭を提げて礼をすると顔を上げる。
「っ!!」
その瞬間、目に飛び込んで来た綾芽の姿に彼は息を飲んだ。
自分の年齢に見合う様に、少し大人びた格好をしてくれている。
高月はその事が何より嬉しかった。
「お綺麗ですよ、お嬢様」
思わず跪き綾芽の手に口付ける。
「そんな、オーバーな…」
「いえ、私の素直な気持ちです。今すぐ押し倒して仕舞いたい程に、綾芽様は魅力的です」
そう言って艶やかな笑みを浮かべる高月。
こういう所は、変わっていなかった。