テキストサイズ

お嬢様♡レッスン

第102章 溢れる想い

葛城は綾芽を横抱きに抱きかかえると、ベッドへそのまま直行する。

「し…慎吾さんっ!?お風呂は?シャワーは?」

そんな葛城の変貌振りに慌てる綾芽。

「すみません。我慢が出来ません!早く貴女を味わいたいっ!」

そう言うと、葛城は綾芽をベッドへそっと下し、すぐさまその上へ覆い被さる。

そして、溢れる想いが彼を駆り立て、貪る様な激しく深い口付けで彼女の唇を塞いだ。

「んんっ!」

息つく暇もない程の深く激しい口付けに、綾芽は溶け出す。

彼の艶のある笑みで、視線だけで、自分の身体は甘く疼いてしまう。

それを彼に伝えたい。

綾芽はそう思う。

自分の心と身体が、どんなに彼を求めているのかを。

全身を使って。

綾芽は、葛城の首に腕を回すと、身を起こし身体を反転させ、葛城を組み伏せた。

「綾芽?」

「慎吾さん…。私の想いを受け取って下さい」

そう言うと綾芽は、自ら彼の唇を塞ぎ、彼の口内へと舌を忍ばせる。

彼の舌に自分のそれを絡め、彼の唾液を啜る。



いつもは自分が酔わされてばかりだけれど。

今夜は私が貴方を酔わせたい…。



綾芽はそう思いながら、彼の衣服を剥いでいく。

葛城は大胆な綾芽の行動に驚きながらも、彼女に身を任せた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ